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世界44カ国を対象に起業意識を調査 日本の起業意識は世界44カ国中、最下位 景気上向きも、日本人の起業への姿勢は前年よりさらに消極化

日本アムウェイ合同会社(本社:東京渋谷区宇田川町7-1 社長:ピーター・ストライダム)は、アムウェイ本社が世界44ヶ国、男女計49,775名を対象に実施した、「起業に関する意識 国際比較調査2015」の結果を発表しました。

調査結果によると日本人の起業意識は、昨年に引き続き世界44ヶ国中、最下位という結果となりました。特に日本人の起業に対するポジティブな姿勢は昨年に比べ、12%も減少しました。また、日本社会が起業に対して肯定的な社会だと考えている日本人も昨年に比べ10%も減少し、わずか3割にとどまりました。

  • ※AESI(Amway Entrepreneurial Spirit Index):起業意識へのモチベーション度をあらわす。
  • 1.起業意識、2.外的障害への耐性、3.起業する能力、に関する自己肯定の3因子から測定。

「起業志向群」と「サラリーマン志向群」にはパーソナリティに大きな差

今回はこのような日本の状況をさらに分析すべく、「起業家はいかにして『起業家』になるのか?」をテーマに日本の社会人および学生の男女計1,039人に日本独自の追加調査も実施しました。起業意識度の違いから「起業志向群」と「サラリーマン志向群」に調査対象者を分類した結果、自分のアイデアを実現する意思と行動力が高く、様々なインテリジェンス (知能) をバランスよく持ち合わせる「起業志向群」に対し、メンタルブロック (精神的な思い込みの壁) を多く抱える「サラリーマン志向群」という特徴の違いが現れました。

この結果を受け、日本アムウェイは12月10日 (木) に日本の起業を取り巻く起業家の現状について、今回調査の監修をしていただいた早稲田大学ビジネススクール 東出浩教教授をはじめ、米国 ジョージタウン大学 サム・ポトリッキオ教授、TED『世界の12人の若者』に選出された起業家 牧浦土雅氏を招き、メディアラウンドテーブルを開催いたしました。

パネルディスカッション内で東出教授は、「『起業志向群』の人は、自分の目で観察し、自分で考え、自分で決断し行動する」、「人に期待された人生を生きるのではなく、自分がなりたい自分になろうとすること、それこそが起業精神の原動力になり、自分の人生をより幸福にする」と強調しました。

またこの日本独自の調査結果に基づき、自分自身も気がついていない仕事への姿勢や障壁を、一般の方でも簡単に確認できる心理テストツール「もっと仕事で輝きたいあなたへ“成功のカギの在りか”はココにある!」も開発しました。

日本独自調査結果に基づいた心理テスト「もっと仕事で輝きたいあなたへ“成功のカギの在りか”はココにある!」は下記URLよりダウンロードいただけます。
http://www.amway.co.jp/news2015/detail/company20151211_report_1.pdf

【グローバル調査結果のポイント】

1. 起業意識 (外的障害への耐性、起業の能力に関する自己肯定、起業への関心・意識) が低い日本人

日本人は起業へのモチベーションである3つの要因すべてにおいて、世界平均とかけ離れた低い数字が際立っています。特に自己能力の肯定に関しては、世界平均の約半数が自己能力を肯定しているにもかかわらず、日本人はたったの8%しか肯定していないという結果となりました。

. 起業への姿勢は昨年よりも12%もダウン。自身の起業している姿も想像できない

2014年は世界平均とほぼ同レベルであった日本人の起業へのポジティブな姿勢も、2015年には日本は63%と10%以上も低下。昨年から世界平均よりもかけ離れた結果が出ていた起業ポテンシャルも2015年はさらに低下し、日本人の起業への消極的な姿勢が深刻化していることがわかります。

【グローバル調査について】

調査目的

2009年、アムウェイ・ヨーロッパにおいて一般の起業精神の考え方を理解するため、起業に対する意識や各国の環境を質的に測定する広範囲の調査「アムウェイ起業精神レポート」が開始されました。これまで、2013年は「現在の社会における起業の潜在的な可能性」、「起業家精神の阻害要因」、2014年は「起業教育」などのテーマを取り上げています。

2015年のグローバル調査では、起業への動機と意欲を解明すべく、初めてAESI(アムウェイ起業精神指標)*を取り入れ、調査を実施した44カ国の起業意識を測定し、「起業家精神とは何か?」を定義付けました。本レポートの総合的な目的は、様々な国における起業家の経済的可能性を指摘し、潜在的な起業家の活性化を支援することにあります。

*1.起業意識、2.外的障害への耐性、3.起業能力に関する自己肯定の3因子から算出

調査概要

調査期間:2015年5月~8月
調査対象:44ヵ国、14歳から99歳の男女合計49,775名 (各国の総人口を代表する被験者数)オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、ブルガリア、カナダ、中国、コロンビア、クロアチア、チェコ共和国、デンマーク、エストニア、フィンランド、 フランス、ドイツ、イギリス、ギリシャ、ハンガリー、インド、アイルランド、イタリア、日本、韓国、ラトビア、リトアニア、マレーシア、メキシコ、オランダ、 ノルウェー、 ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、ロシア、スロバキア、スロベニア、南アフリカ、スペイン、スウェーデン、スイス、タイ、トルコ、ウクライナ、アメリカ、ベトナム 計44ヵ国 *中国、コロンビア、インド、メキシコ、南アフリカ、タイ、ベトナムの調査対象者は、都市圏在住の人のみ
調査手法:対面/電話による聞き取り調査
調査機関:Gesellschaft fuer Konsumforschung (GfK) Nuremberg (ドイツ)
調査監修:ミュンヘン工科大学経営学部 Isabell M. Welpe博士・戦略組織担当教授

日本での調査概要

調査対象: 15歳以上の日本人男女1,200人

【日本独自調査結果のポイント】

1. 「未来デザイン力」(積極性) が高い「起業志向群」

起業意識の高いグループでは、自分の信じるアイデアを信じ、自身の描いた未来を自分の手で実現させようとする意志と行動力を持つ傾向が強く現れています。

2. 起業家はスペシャリストではなくオールラウンダー?

起業意識の高いグループは、何かひとつのインテリジェンス(能力)が突出しているのではなく、9つのインテリジェンスをバランスよく成長させています。

対照的に「サラリーマン志向群」は、全体的にインテリジェンスのレベルの低さが目立っています。

3. 自身の抱えるメンタルブロックが起業へのブレーキをかけている

「サラリーマン志向群」のパーソナリティ上位20項目中、8割がメンタルブロック (精神的な思い込みの壁) を抱えています。メンタルブロックがパーソナリティの15%しか占めていない「起業志向群」とは対照的な結果となりました。

【日本独自調査について】

調査概要

調査機関:2015年9月
調査対象:10代~40代までの男女計1,039名(社会人および大学生・大学院生)
調査方法:オンライン調査
調査機関:株式会社マクロミル
調査監修:東出 浩教/早稲田大学ビジネススクール教授

AGER2015日本版調査レポートは下記URLよりご覧いただけます。
http://www.amway.co.jp/news2015/detail/company20151211_report_2.pdf

【東出教授による概説】

日本の経済政策が起業家精神を縮小させた

今回の調査結果で最も重要な推論は日本の経済政策が、非常に強くネガティブに起業家精神に影響したということです。日本の起業に対するポジティブな姿勢は昨年に比べ10%も減少し、世界およびアジア平均を大きく下回りました。近年特に輸出企業が、過去最高利益を更新する一方、国内の中小企業は賃金低下の傾向が続いています。このような状況から、社会が起業家に対して肯定的であると回答した日本人が減少し、公務員を含めたより安定した仕事に就くことを望んでいると考えられます。

安定した仕事によってワークライフバランスが犠牲にされることも

日本人にとって「安定した生活」の価値は「独立」よりも重要に感じられているようです。日本人は一度、以前より安定した仕事に就くと、ワークライフバランスを犠牲にしてしまいがちになります。その結果が、日本人が独立をしてビジネスを始める理由として「家庭、余暇、仕事のバランス」や「自己実現、自分の考えを実現する可能性」を挙げる割合の減少に表れています。この傾向は、上記に述べた経済政策の副産物のひとつとも言えるでしょう。

より自己能力を肯定できる社会にするために

起業に対する自己能力を肯定する日本人の割合が異常に低い事実は、仲間からの圧力に対して敏感であることを求められたり、人と違うことに否定的で、挑戦よりも失敗を恐れる日本の文化や教育システムに原因があるのではないかと推測されます。この状況を打破するためにも、日本社会は全てのチャンスに対してオープンであるべきです。また日本人の特徴として見られるリスク回避型の姿勢は、起業家や自営業に優しい失業保険政策を打ち出すことで、減少に向かうことが予想されます。

アムウェイとは

アムウェイは売上世界No.1のダイレクトセリング企業(『Direct Selling News』誌のGlobal 100ランキングによる)です。1959年にリッチ・デヴォスとジェイ・ヴァンアンデルのふたりの起業家が創業し、ミシガン州エイダに本社を置くアムウェイは日常的に使用する製品とビジネス・オポチュニティを提供しており、これらはグローバルなアグリビジネス、製造、ロジスティクスのサプライチェーンによって支えられています。また世界75カ所の研究所には900人を超える科学者・エンジニア・技術者を擁し、製品開発を支えると同時に科学的優位性を追求する企業文化を作り出しています。アムウェイの売上上位ブランドとしては栄養補給食品の「ニュートリライトTM」、スキンケアやメイクアップ製品の「アーティストリーTM」、浄水器の「eSpring」などがあります。日本アムウェイは1979年に、世界に広がるアムウェイの10番目の拠点としてスタート。毎日の暮らしを支える「NUTRITION」、「BEAUTY」、「HOME」の3カテゴリーで200以上の商品を展開します。

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