2012年度「One by One こども基金 奨学金」奨学生決定のお知らせ 児童養護施設の子ども向け奨学金制度
日本アムウェイ合同会社(本社:東京都渋谷区、社長:マーク・バイダーウィーデン)は、当社の社会貢献活動※2「One by One こども基金」のプログラムにおいて児童養護施設の子どもを対象に、大学入学後の奨学金制度※1「One by One こども基金 奨学金」の公募を行いました。応募総数110名の中から厳正な審査を行った結果、以下6名の児童養護施設の学生に決定しました。同奨学金は、新大学1年生6名に対して、それぞれ年額50万円、最大4年間の奨学金給付をいたします。
【2012年度 「One by One こども基金 奨学生」】
■ 岩手県の女子学生:国立大学(工学部)へ進学
■ 滋賀県の女子学生:私立大学(社会福祉学部)へ進学
■ 滋賀県の女子学生:私立大学(社会福祉学部)へ進学
■ 広島県の男子学生:私立大学(工学部)へ進学
■ 宮崎県の男子学生:国立大学(地域学部)へ進学
■ 沖縄県の男子学生:私立大学(人文学部)へ進学
尚、当「奨学金」の選考にあたって、西澤 哲氏(山梨県立大学教授)/兼田智彦氏(日本こどもの虐待防止民間ネットワーク事務局長)/渡井さゆり氏(NPO法人「日向ぼっこ」理事長) 以上3名の方々に選考委員としてご協力いただきました。
【西澤 哲氏のコメント】
今期は、全国から100人を超える多数の応募をいただきました。その中から6人を選考させていただきました。言うまでもなく、とても大変な作業でした。子どもたち一人一人の応募書類を拝見し、大学や将来へのそれぞれの強い想いに触れさせていただいただけに、選に漏れてしまった子どもたちには本当に申し訳ない気持ちで一杯です。何とか、将来の夢が叶いますよう、心よりお祈りいたします。私が、養護施設の子どもたちとかかわるようになったのは、30年以上も前のことです。その頃、多くの子どもたちが中卒で就職しており、大学進学者はほとんど皆無という状況でした。そうした現状に対して、「いつか、施設の子どもたちが、希望すれば大学に進学できるような社会にしなくては」と考えたことを、今でも鮮明に記憶しています。それが、私の夢の一つだったように思います。この私の夢は、少しずつですが、現実になってきているような気がします。みなさんも、自分の夢を大切に、一歩ずつ進んでいってください。
当社では、今後も「One by Oneこども基金」を通じて、困難を乗り越えて頑張るこども達と、こども達の支援のために活動する団体を応援します。
- ※1 「One by One こども基金 奨学金」概要
- 応募資格:児童養護施設に在籍し、大学・短期大学・専門学校への進学(平成24年4月入学)を予定している高校3年生
応募期間:平成23年11月7日から12月末日必着
募集人数:5~6名程度(選考段階で人数が変更する場合がございます)
給付内容:
年額50万円を学校卒業まで給付
給付期間は進学した学校の卒業までの最短の在学期間とする(最大4年)
他の奨学金と併せて受けることができます。応募書類:
① 申請書(各児童養護施設に配布)
② 作文(400字程度、テーマ「将来の夢」)※様式は問いません
③ 施設長からの推薦文(400字程度)※様式は問いません
④ 成績表のコピー(学校の出席・部活動の取り組み状況についても審査の参考にいたします)応募方法:
上記の必要書類を施設長名で、下記の奨学金事務局まで送付
〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町7-1
日本アムウェイ 社会貢献グループ 高橋 宛
児童養護施設1施設につき複数名の応募も可能です。選考結果:採否を2012年2月上旬頃に、郵送にて送付
お問合せ先:
One by One こども基金 奨学金 事務局
日本アムウェイ ブランドマーケティング部
社会貢献グループ 担当:高橋
TEL: 03-5428-7960 Email: Amway-CSR@amway.com
詳細は公式ホームページ(https://www.amway.co.jp/about/socialwork/one_by_one/index.html/)からもご覧いただけます - ※2 「One by One こども基金」
- 世界58の国と地域で展開するアムウェイが、2003年に各国でサポートが必要な子ども達のために始めた社会貢献プログラムです。2008年9月には、子どもを取り巻く環境として児童虐待問題の深刻さと、この分野への早急な支援ニーズが高まるなか、特に児童養護施設の子ども達への支援を目的とした「オレンジ・プロジェクト」を開始しました。同プロジェクトでは、啓発、日常支援、自立支援の3つの分野を中心に、それぞれの専門性が高いNPOと協働し、社会的養護が必要な子ども達への支援を行っています。
啓発:オレンジリボン運動、シンポジウム開催などの啓発・広報活動
養育支援:施設職員向け研修の支援、自然体験活動を通じて子ども達の心の開放を促すプログラムの実施
自立支援:緊急避難所(シェルター)や自立援助ホームへの資金援助。社会的自立に向けて必要な知識を学ぶセミナーの支援など